先日のお昼ご飯はおもろまちのけんぱーのすぱやー [沖縄ランチ]
店に入るとまずビッグブラザー(券売機)で食券を買う。
最新鋭のビッグブラザーは注文を即時に厨房に届ける。
ビッグブラザーは僕に番号を割り振った。偉大なる愛を僕に授けられた。
ビッグブラザーの治安部隊が番号を呼ぶ、僕に振られたナンバーが呼ばれたので手を挙げたが気づいてもらえない。
このすばらしい新世界で僕が受精卵の時から決められていたエプシロン階級だからだ。
「わたしエプシロンでなくてよかったと思うわ」とレニーナは確信を以て語った。
「でも君がエプシロンだったら」とヘンリーは言った、「君がベータやアルファでなかったことをやはり感謝するように、条件反射教育されていることだろうよ」
カレーそば390円。
勝利、人類史上最大の勝利だ、勝利、勝利、勝利だ。
二重思考の諸原則に従えば、この目的は党内局の指導的な首脳部により認識されてされていると同時に認識されておらぬが。
二重思考とは一つの精神が同時に相矛盾する二つの信条を持ち、その両方とも受け容れられる能力のことをいう。
生い茂る栗の木の下で、俺はお前売り、お前は俺を売った。
偉大な兄弟があなたを見守っている。心を一つに。
ああ、何というみじめで、不必要な誤解であったことか!ああ、愛情豊かな心に背いた、何という頑固、身勝手な離反であったことか!ジンの匂う涙が二滴、鼻筋の両側を伝って行った。しかしこれで良かったのが、何もかもこれで良かったのだ、苦闘は終わりを告げたのである。僕はやっと自分に対して勝利を納めたのだった。僕は”偉大な兄弟”を愛していた。
食べ終わってビッグブラザーに愛と勝利を告げる。
「元気が出る言葉」の本のポスターが目に入る、出入り口には「みんなちがって、みんないい」というポスターも貼られている、すなわち「すべての民は同様でなければならない」。
世界で1つだけの花を強要する教師に抗う手段は?教師が求めているもの、すなわち「すべての民は同様でなければならない」。二重思考の勝利。偉大なる兄弟の勝利よ。
僕が必要としているのは、書物そのものではなくて、以前、書物の中に存在した<あるもの>らしい。その<あるもの>は、現代社会では、<テレビ室の家族>のうちにあることになっている。かつて書物のうちにあった現実と意識は、ラジオとテレビを通じてわれわれの家庭へ放射されることに定められた。
影響をおよぼすおそれのある書籍を焼き払うことを目的とす。
規定一、情報を受けたるときは、すみやかに、出勤すべし。
二、点火作業は迅速なるを要す。
三、一冊ものこさぬよう、注意すべし。
四、作業終了後は、即刻、報告することを要す。
五、つぎの情報にそなえ、ただちに待機の体勢に移るべし。
六、心を一つに。もしくは心を二つに、それ以上に。
2016-09-01 13:54
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