SSブログ

花蓮。戦車、戦闘機、巨人。 [2017年初夏の台湾]

2017maytaiwan10-e.jpg
花蓮の公園に鎮座する戦車はM41ウォーカーブルドッグ。
Wikiの説明の充実。一昔前にこの情報量を得るのって大変だったって覚えているかい?
2017maytaiwan10-f.jpg
この造形。
しかし市民の憩いの場である公園で戦車が飾られていると、思い出されるのは2006年のハンガリー動乱50年式典。ハンガリー動乱でソ連軍戦車隊が市民達を弾圧したことを忘れない為に展示されたウラル戦車工場製1945年製造T-34車輌を、21世紀のデモに参加した市民達が稼働させ警察部隊に突入した事件です。警察の催涙弾に止められたとか。
2017maytaiwan10-i.jpg
対角線を使って写そうとしたら、ここぞとばかりの看板が良い感じで邪魔。
もっと焦点の短いレンズ必要か。焦点距離に縛られて撮る写真も楽しいけどな。ということを慮ると、邪魔と思った看板も良く見えてくるな。
そんな事を考えながら目の前の戦車を見てみると細かい可動部は溶接され、おそらくエンジンも抜かれていて市民デモで、、、こいつ、、、動くぞ。。。なんてことは無いだろう。
アメリカのお下がり戦車で、これが量産の暁にはー、、、なんてことも無いだろう。
2017maytaiwan10-g.jpg
視線を別に移すと、、これはもしかして・・・
おれたちは外人部隊(エトランジェ)
紙切れよりも薄い己の命
燃えつきるのに わずか数秒
2017maytaiwan10-h.jpg
乾いた音をたてるモータードライブの音、、
生を写しているのか 死を写すのか、、
ここはエリア88 悪魔に魂を売りわたした男たちの砦。
そう!これF5EタイガーⅡ!!マジかい!
盗んだバイクで走り出す可能性がゼロでなければ、盗んだ戦闘機で飛び立つ可能性がバイクより100倍あるなら、それはゼロでは無い日本の一般的サラリーマン(平均より年収低め)のボクも、この時ばかりは行き場の無い衝動にかられた。
♪ぬすんだせんとうきでー飛び立つー 47の昼ー
盗んだバイクで走り出す可能性をゼロとすると、それに付随する可能性は、億千万倍してもゼロだからな。ゼロって言いたくない気持ち。
エンジンを覆うカバーの隙間を覗いてみたら、やっぱりエンジンは取り外されていて、ちょっとかなり安心した。道を誤るところだったかもしれない。今まで生きてきた人生の中で一番、冒険の気持ちが高ぶった時だった、と遙かなる花蓮を思い出す。
2017maytaiwan10-j.jpg
巨人よ。壁の中にいたのか。壁を乗り越えたのか。
2017maytaiwan10-k.jpg
片手に弓、いつでも相手ののどもとに差し出せるように柄に手をそえてあるナイフ。背後にM41の76mm砲。
頭上をかすめる排気音 青く輝く誘導灯
地獄を照らす着陸灯 その日、悪魔は”生きろ!”と言った・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました